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映画『ジミー、野を駆ける伝説』公式サイト

INTRODUCTION

英国の至宝ケン・ローチが描く、
アイルランドで唯一、国外追放となった“名もなき英雄”の物語。

『麦の穂をゆらす風』でカンヌ国際映画祭のパルムドールを獲得し、スコッチウイスキーに一発逆転を賭けた落ちこぼれたちのコメディ『天使の分け前』が日本で大ヒットしたケン・ローチ監督。この世界に誇る名匠がアイルランドにおいて唯一、裁判も開かれずに国外追放となった人物の生き様に感銘を受け、至高のヒューマンドラマを完成させた。カンヌ映画祭で上映された本作がローチ監督の "引退作品"という噂が流れ、話題が話題を呼んだという。これまでも市井の人々を真摯な視点で捉え続けてきた監督の願いは、ジミーの精神が後世へと受け継がれること。村の若者に未来を託す、このラストには監督自身の希望が込められているに違いない。

歴史上に名も挙がらない、記録にさえ残らない。
ただ人々の心に刻まれ、やがて彼は伝説となった。

《Jimmy's Hall(ジミーのホール)》とは、人々が集い、学び、踊る場所。しかし本作が最も語りたいことはホールの再建でも、ダンスでもない。野を駆け、野に生きた労働者でありながら、抜群のリーダーシップで民衆に支持された"名もなき英雄"の物語だ。実在したジミーは、誰もが知る歴史上の偉人ではなく、むしろそのプロフィールの細かな部分はほとんど知られていない。活動家の傍ら、芸術や娯楽をこよなく愛したジミーの人間性に加え、何よりもスクリーンに投影されているのは、ジミーの私利なき高潔な精神にほかならない。彼が説いた言葉の数々は、未来への希望にみちたメッセージとして眩い輝きを放ち、混迷する今を生きる私たちに深く刻まれ、すがすがしい感動を呼ぶことだろう。

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